ワキガになる原因の常在菌・コリネバクテリウムとその他の悪玉菌

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ワキガになる原因の常在菌・コリネバクテリウムとその他の悪玉菌

しずくのついている花びら

ワキガの原因は様々考えられるのですが主要因のひとつに皮膚常在菌であるコリネバクテリウムの存在は否めません。皮膚常在菌は本来、主に肌の健康を管理してくれていますが優位になる皮膚常在菌によって肌の状態が変化します。何種類か存在するのですが例えば表皮ブドウ球菌は健康な弱酸性の皮膚を好み、この菌がいることによって他から肌を守ってくれます。また健康な肌を好むので健康な肌の状態を維持してくれます。このように良い常在菌も存在するのですがコリネバクテリウムはニオイを発生させる原因になります。皮膚常在菌の中でもブドウ球菌・アクネ・マラセチア菌はワキガの人にもそうでない人にも存在するのですが、コリネバクテリウムはなんとワキガの方にしか存在しません。そしてあの独特なニオイを発生させる原因にもなっているのです。なぜワキガの方にしか存在しないのかというとコリネバクテリウムはアポクリン腺から分泌される汗をエサにして生きているからです。アポクリン腺から分泌される汗自体にニオイはないのですが、その汗をこの常在菌が分解することによってニオイが発生するのです。そのため入浴時など常在菌を死滅させているときにはニオイがしないはずです。しかしニオイが強いからといって全ての菌を死滅させてしまったりすると健康を維持するものも殺してしまって感染症を発症させてしまったりする可能性も考えられますので気を付けなければなりません。

コリネバクテリウムとは

コリネバクテリウム属に分類される細菌の総称をコリネバクテリウムと呼びます。1896年に命名されコリネはギリシャ語でこん棒を意味しバクテリウムも短い棒という意味を持ち、棒以外のアイデンティティは無いと言っても過言ではない常在菌です。多くの場合は土や水などの多くの自然に多く存在し時々人間や動物の表皮や気道粘膜に常在します。見た目の特徴はまっすぐ、もしくはわずかに湾曲しておりまれに両端、片端が膨れたような形をしているものもあります。結核菌と比較的近縁であり細胞壁にミコール酸と呼ばれる脂質を含有するという特徴があります。またジフテリアとも近縁でありジフテリア毒素を作り出すこともあります。そうするとジフテリア類似の症状を引き起こすことがあり近年欧米で注目されており、日本においても問題となりつつあります。コリネバクテリウムが原因と考えられる感染症にかかった方は英国に多くウシ・イヌ・ネコ等の動物が人への感染に関与していると考えられます。日本国内では2001年から2010年までに8例のコリネバクテリウム・ウルセランスという病気の感染例が報告されています。適切な治療が遅れてしまい重症化してしまうと呼吸困難に陥り死亡するといった最悪のケースも存在します。このようにワキガの原因だけでなく様々な病気に関連していることもあります。ただ肌表皮に存在しているだけなら健康に害を及ぼすことはほとんどありません。

コリネバクテリウムがワキガになる仕組み

汗が出る穴を汗腺と呼びますがこの汗腺にはエクリン腺・アポクリン腺・皮脂腺の3種類あります。エクリン腺は全身に分布し誰しもが持っている汗腺です。皮脂腺は字のごとく皮脂が出る汗腺のことです。そしてワキガと密接な関係にあるのがアポクリン腺です。アポクリン腺は多い人と少ない人個人差が大きい汗腺です。同じ汗でもアポクリン腺から出る汗とエクリン腺から出る汗は成分が異なります。アポクリン腺からでる汗の成分を好むのがコリネバクテリウムです。これをワキガ菌とも呼ぶのですがこれが繁殖することによって独特なニオイが発生するのです。アポクリン腺からでる汗自体は無臭なのですが、この汗を栄養としたワキガ菌が繁殖する時にニオイが発生するのです。アポクリン腺から出る汗がないと生きていけないのでアポクリン腺がほとんどない人のワキでは繁殖できずニオイが発生しにくいのです。このアポクリン汗腺が多い人をワキガ体質と呼びます。このワキガ体質の人口割合ですが欧米人ではなんと80%、黒人の方は100%と言われています。外人の方が独特なニオイがする理由はアポクリン汗腺になったのです。日本人のワキガ体質の人口割合は約10%と言われています。日本人は無臭を好む傾向にあり、他人や自分自身のニオイに敏感な方が多いのでワキガ体質の方もニオイケアを行っている方が海外の方に比べて多いのでニオイが気にならない方がほとんどです。

アポクリン腺から出る汗は悪玉菌の住処

アポクリン腺から出る汗はコリネバクテリウムだけでなく様々な悪玉菌の住みやすい環境になります。常在菌には善玉・悪玉があるのですが善玉は弱酸性の環境を好み、弱酸性は肌に良い環境であることが多いです。体臭を抑えるためにも肌を弱酸性にすることは効果的とされています。悪玉はアルカリ性の環境を好みます。肌のアルカリ性はワキガのニオイや体臭を悪化させると言われているのですがこれは悪玉が増えてしまっているからなのです。悪玉常在菌を繁殖させてしまう原因として水分と栄養素があるのですがどちらもアポクリン腺から分泌される汗に含まれています。そのため汗をかいただけで繁殖する条件が整ってしまいます。悪玉常在菌をできるだけ繁殖させないためにはワキの下の汗をこまめにふきとって清潔にして汗をかきにくくする対策をしていくと良いでしょう。このような対策を行いながら善玉を増やしていくとより良いでしょう。善玉を増やすには睡眠をしっかりとるようにしたりストレスをためないようにしましょう。また身体を冷やさないようにしたり野菜や果物などを中心とした食事に変え脂質・糖質をとりすぎないようにする、紫外線を浴びないようにしましょう。紫外線を浴びすぎて乾燥した肌はアルカリ性に傾いてしまいます。他にも入浴や運動を行うことで新陳代謝を良くし、肌のターンオーバーを促すことで善玉常在菌がすみやすい環境に整えやすくなります。

臭いを防止する際の注意点

ワキガには単なる制汗剤では効果が長続きしないことがほとんどです。そのためワキガ用のクリームやデオドランドを選ぶときはイソプロピルメチルフェノールやβグリチルレチン酸が含まれているものを選ぶと良いでしょう。このような菌に有効な成分が配合されていることが重要ですが、有効成分が入っていても汗が出て流れてしまうとすぐにワキガのニオイが復活してしまいます。そのためワキガ用デオドランドは2時間から3時間おきに塗りなおす必要があります。最近では持続力が長続きするデオドランドも売られるようになってきたのでそのようなものを使用するのも良いでしょう。
しかし過度なワキガ対策は肌トラブルが起こる原因になるので気を付けなければなりません。殺菌力の高い成分が高濃度に含まれているものを使うとワキ自体は完全に常在菌がいない状態にすることが可能でその時にはニオイが改善されるのですが、その後にトラブルが起こりやすくなります。健康な常在菌もいなくなってしまい無防備状態になってしまうので外来からより強い菌が繁殖してしまいニオイをより強くしてしまうことがあります。また刺激が強いので使い続けることによって肌荒れなどの肌トラブルを引き起こしてしまう可能性もあります。特に肌が弱い方は注意しましょう。ニオイの悪化や肌トラブルを防ぐためには肌の保湿や抗炎症、低刺激が備わった性能が高いデオドランド剤を選ぶようにしましょう。

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