口臭の原因となるドライマウスってどういう状態?原因となる疾患とその症状

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口臭の原因となるドライマウスってどういう状態?原因となる疾患とその症状

筋トレしている男性

「ドライマウス」は日本語に直すと乾いた口だから、口が乾くという意味ですが、今一つピンとこない人も多いでしょう。
どのような状態を言うのでしょうか。

私たちの口の中は、常に唾液でしっとりと潤っています。
唾液は1日にどれくらい出ていると思いますか?
実は、1日に牛乳パック1本分の約1リットル前後出ていると言われています。

この唾液が口の中の細菌の増殖を防いでいます。また、唾液に中には消化酵素が含まれているので、食べ物の消化を助けたり、舌が滑らかに動くようにして滑舌を良くして会話しやすくしたり、食べ物を飲みこみやすくしています。

しかしドライマウスになると、この唾液の分泌量が減ってしまいます。お口の中の潤いが減ってしまいます。
そのため、口の中のバイキンを奇麗に洗い流すことができず、口臭が起きる原因となってしまいます。
歯垢1gのバイキンの数は、便1gのバイキンの数よりも多いので、口の中が汚いと当然口臭の原因となります。

唾液の分泌量が減ると、消化も悪くなります。消化が悪くなると胃腸の調子も悪くなりがちです。
胃腸の調子が悪くなると口臭も起きやすくなり、悪循環となってしまいます。

口臭の原因は胃腸の調子を整えるだけではなく、唾液の分泌量とも関係しています。

また、唾液が少なくなることで会話をする時や食べ物を飲みこむときなどにも支障が出てきます。

道に「ペッ」と唾を吐くマナーの悪い人が時々いますが、実は唾にはこのような様々な働きがあるのに、なんとも勿体ない限りです。

あなたのお口の中は、唾液で潤っていますか?

ドライマウスの症状は?

歳を取ると多かれ少なかれ唾液の分泌量が減るために、それが原因で口臭が起きるのですが、お年寄りだけではなく若い人でも唾液の分泌量が減って口臭がおきることがあります。

唾液の分泌量が減るのがドライマウスです。そしてこれが口臭の原因にもなるのですが、どのような症状があるのでしょうか?

あなたは、次のような症状はありませんか?

ビスケットやパンを食べる時に飲み物がないと食べにくい、最近パンがパサパサして飲み物をと一緒でないと食べにくい、これらは唾液量が少ないサインと言えます。
口の中がネバネバする、のどが渇く、いつも何か飲んでいないとダメ、と言った訴えも多いです。

また、おにぎりを巻いている海苔が上あごに貼りつく、イモ類が口の中にへばりついて食べにくい、お煎餅などの硬い物を食べると欠片が舌や口の中に刺さって痛い、これらも唾液量が少ない症状です。

ドライマウスのサインの1つが口臭です。

口臭は周りの人から指摘される以外に、マスクをしているとなんだか自分が吐く息が変なにおいがする、歯を磨いた後の歯ブラシや歯の掃除をした後のデンタルフロスや糸ようじが臭い、などで気になって歯医者さんに相談したというケースもあります。

唾液量が多いか少ないかを自分で知る簡単な方法として、ガムテストがあります。

チューインガムを1枚口の中に入れて、10分間噛みます。出てきた唾液を全てカップの中に吐き出して、計量スプーンなどで計量します。その量が15ml以下だとドライマウスの可能性が高いです。

口臭を来す前に唾液の分泌量が減っていることが判れば、対策を講じることも可能です。

日常生活の中でドライマウスになる原因

「よく噛んで食べなさいよ」と子どもの頃によく言われたと思いますが、よく噛むと唾液が出て消化が良くなります。口臭対策にもなります。

朝食は、コーヒーやスムージーなどの飲み物だけで済ます、という人も多いようです。しかし、飲み物だけだと噛むことはほとんどなく、唾液も出ないし口臭が起きやすくなります。

現代人の食事は、噛む回数が激減しています。これもドライマウスとなる原因の1つで、口臭の原因にも繋がります。

2つ目の原因に、会話が減ったということがあげられます。
小学生や中学生が友達と遊んでいても、友だちが側にいるだけで会話を交わすことなく自分のゲーム機で遊んでいます。
一昔前は電話で会話を交わして連絡を取っていたのが、今はメールやLINEです。

ペチャクチャとお喋りをしていると、口の中に唾液が溢れて来て唾が飛んだりもしますが、今の時代は唾を飛ばしてお喋りする機会が減っています。
「口臭があるから話したくない」と思うかもしれませんが、これは逆効果です。お喋りな人の方が唾液が出て口臭が起きにくくなります。

3つ目は料理をしない人が増えたことも、一因としてあげられます。

料理をすると部屋の中の湿度が上がります。寒くて乾燥している部屋も暖かくなってきます。
昔の人はこうして冬の寒さを凌いだのでしょう。

しかし現代人はあまり煮炊き物を作らなくなったので、冬場の部屋の空気は乾燥しやすくなっています。その上にエアコンで部屋全体が乾燥しやすい環境になっています。部屋が乾燥すると口の中も乾燥して口臭も起きやすくなります。

このように、現代人は何かと口臭を来しやすい環境に置かれています。

病気が原因?ドライマウスを伴う疾患

では、何か病気が隠れていてドライマウスになることはあるのでしょうか?

自分でできる検査法としてガムテストについて既に述べていますが、このガムテストの結果が10ml以下/10分の場合は、シェーグレン症候群と言う疾患の可能性を否定できません。

この病気は、膠原病や自己免疫疾患と呼ばれる疾患の1つです。
本来はウイルスなどの外敵を攻撃してやっつけるために働いている免疫システムが、何らかの勘違いをおこして、自分自身の体を攻撃してしまう疾患です。
40~50歳前後の女性に多く、男性:女性は1:10です。

ドライマウス以外の症状にドライマウスもあります。目と口だけの場合もありますが、全身を侵されることもあります。
関節痛や全身倦怠感、微熱、関節痛、食欲不振、空咳、皮疹、耳下腺が腫れる、便秘、寒い時に指が白や紫に変化するレイノー症状、間質性肺炎、間質性腎炎などになることもあります。

シェーグレン症候群では、これらの症状が1人の患者さんにすべて出る訳ではありません。
症状が1つだけの人もいれば、2つ3つの人もいるし、4つも5つも症状がある人もいます。

会社の健康診断や簡単な人間ドックでは異常がないことが多く、長年膠原病の診察をしている専門医でないと診断できないケースが多いです。

中には口臭で悩んで歯医者さんを受診して、発見されたと言うラッキーな人もいますが、いくつもの病院を廻った人も少なくありません。

現在の患者数は8万人ほどと比較的珍しい疾患ですが、欧米の人口1000人当たりの患者数は6~30人なのに対して日本は0.6人と極端に少ないため、まだ発見されていない潜在患者がたくさんいると考えられています。

上の様な気になる症状がある場合は、膠原病専門医の診察を受けましょう。

あなたのお住いの地域の専門医は、日本リウマチ学会のホームページから検索できます。

口臭に隠れた病気もあります

唾液の分泌量が少なくなるのがドライマウスで、これが口臭の原因になります。

口臭を他の人から指摘される前の兆候として、口の中がネバネバする、会話の途中で声が出にくくなる、いつも飲み物を飲んでいたい、パンやビスケットを食べる時に飲み物がないと食べにくい、イモ類が食べにくい、海苔などが口の中に貼りつくなどがあります。

ガムを10分間噛んで、出て来た唾液を吐きだして計量スプーンなどでその量を計り、15mL以下の場合は唾液量が少ない可能性があります。10mL以下だとシェーグレン症候群という病気の可能性も出てきます。

口臭だけの問題ではなく、全身に影響が及ぶこともあります。口臭で歯医者さんを受診した場合はガムテストを受けることをお勧めします。

口臭の原因には肝臓病や糖尿病や胃腸病だけではなく、唾液の分泌量が減っているというケースもあることを知っておきましょう。

口臭が気になりつつも、放置していませんか?

きちんと歯磨きをしているのに口臭が気になる人は、一度歯科医を受診しましょう。
また、ガムテストの数値が10mL以下の人は膠原病専門医の診察を受けましょう。

口臭を来す病気には、肝臓病や糖尿病や胃腸病以外にもあります。その1つにシェーグレン症候群と言う膠原病があげられます。

中年女性に多い病気で、潜在患者さんがたくさんいると考えられています。
気になる症状がある人は、膠原病の専門医を受診しましょう。
日本リウマチ学会のホームページからお近くの専門医を検索してください。その中から膠原病科や膠原病内科、リウマチ膠原病科を探して受診しましょう。

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