VIOの脱毛はすそわきがに効果がある?

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美容メニューのVIO脱毛ですそわきがの症状を改善することはできるか。

鼻をおさえる女性

脇の下に強い体臭がある症状をわきがといわれますが、同様のメカニズムで起こる外陰部の体臭をすそわきがといいます。ところで女性向けの美容脱毛にVIO脱毛というメニューがありますが、このメニューはすそわきがに効果はあるのでしょうか。結論からいえば、根本解決にはならないものの、ニオイを弱めるなどの効果は明らかにある、といって良いでしょう。

VIOとは、下着姿を正面から見た時に下着に隠れるあるいははみだす部位のヘアをVライン、外性器両側の部位をIライン、肛門の周りをOラインと、本来連続して生えるヘアを便宜上三つの箇所に分け、それをメニューとして名付けたものです。Iラインは生理やおりものによって、あるいは汗によって雑菌が繁殖し、それがヘアに付着してにおいが発生しやすくなります。外陰部はもともとにおいが発生しやすい部位ですが、脱毛することでにおいの発生源が下着に付着しにくくなり、非常に快適になります。そのためすそわきがの場合でも、症状の改善効果は非常に期待できるものといえます。Oラインの脱毛では、トイレの後でもヘアが無ければ紙や水洗できれいな状態になるため、下着汚れやにおい移りが改善しますが、これと同じ理屈で快適な状態が保たれる訳です。ただしすそわきがの場合はその生理的特性から、根本解決にはなりません。しかし普段からきれいな状態を保つ工夫と合わせれば、改善効果は非常に高いといえるでしょう。

美容脱毛とすそわきがの関係について

ところで人体にはふたつの汗腺があります。エクリン汗腺とアポクリン汗腺です。わきがは前者からでる汗が原因と考えられており、その汗に含まれる脂肪・尿素・アンモニアなどが脂肪酸と混じり、皮膚に付着している菌によって分解され、その結果ニオイとなります。アポクリン汗腺は、脇・乳頭・陰部にあり、体臭を発するもとになります。

皮膚が乾燥状態であればさほどニオイを発することはありませんが、陰部の場合は汗がでたりおりものや生理のために常に湿度を持ち、なおかつ下着やストッキングによって幾重にも包まれているため、乾燥することはありません。そして湿度を持ち、体温で暖かい状態にあるため、菌の活動が活発化し、ニオイがヘアや下着に付着します。この場合ヘアは菌の活動によるニオイを媒介する役割を担うため、逆にアンダーヘアを手入れすることによってそのニオイを緩和することが可能になります。

現代では陰部のニオイは忌避されますが、古来はフェロモンの役割を果たしていた可能性があります。そしてヘアは外陰部を守るのと同時に外陰部の場所を視覚的に明らかにし、フェロモンを付着してニオイを保持する媒介となっていたと考えられます。しかし今日ではそうした必要性が薄れているため、むしろニオイはじゃまなものになり、さらには厄介な代物と考えられて治療の対象となるようになりました。しかしニオイを発するということ自体は新陳代謝のあらわれでもあり、決して不健康を意味する訳ではありません。

VIO脱毛をして改善する理由について

VIO脱毛は元々は、審美的要素を動機に行なわれるものでした。女性の多くは下着や水着からのヘアのはみ出しを防ぐために、ハサミやカミソリで手入れをした経験があるはずです。しかしこれは同じことを何度も行なわなければならず、煩わしい手間です。そのため今日このメニューが人気を集めているのは、そうした面倒を解消するという目的があります。今の技術ではエステティックサロンの光方式、医療系美容クリニックのレーザー方式をもってしても、厳密な意味での永久脱毛は不可能であると考えられています。そのため各業者は保証期間を設けて、その期間においてのみ再発毛が無いことをユーザーに約束する、という方法をとっています。とはいえ数年もしくは十数年にわたって再発毛が無ければ、ユーザーにとっては大きなメリットとなり、投資するに値するメニューということになります。またヘアが下着や水着からはみだすという目的だけではなく、Vラインをデザインするということも可能となり、新たな付加価値となっています。その意味ではやはりVラインのメニューは審美的動機で行なわれるということになります。

これに対しIラインとVラインは、デリケートゾーンと肛門およびその周囲を清潔かつ快適な状態に保つというメリットがありますので、ニオイの発生や下着へのニオイ移りを大きく軽減することができます。そのためそもそも動機は異なりますが、本来は連続して生えているヘアですので、セットのメニューとして成立しているという事情があります。

すそわきがの改善とVIO脱毛をセットで

アンダーヘアの手入れには複数の方法があります。先述の通り、下着や水着からはみだすのを防ぐため、ハサミやカミソリを用いて自分で手入れする方法があります。次いでワックス脱毛が知られるようになりました。今日入手することができるのは、ブラジリアンワックスとして知られるものです。これはワックスをヘアに付着させ、ワックスを引き剥がすことで一緒にヘアを抜いてしまうという方法です。痛みはあるものの、比較的安価ですし、自分でワックスを購入して行なうこともできれば、サロンで処理をしてもらうという方法もあります。今日的意味では、やはりエステティックサロンや医療系美容クリニックでの施術ということになるでしょう。光方式とレーザー方式がありますが、原理はよく似ていて、あらかじめカミソリでヘアを剃っておいた部位に、光またはレーザーを照射して毛根の黒い部分に反応させ、ヘアを脱落させるという方法です。これを2〜3か月おきに複数回繰り返すことで、毛母細胞からのヘアの再発毛の能力を失わせていくというものです。

すそわきがを改善する意図があるのであれば、医療クリニックで施術を受けるのが良いでしょう。単に脱毛の施術を受けるだけではなく、治療の意味合いもあるからです。体臭を改善するには動物性タンパク質の摂取を押さえるのが良いと考えられていますが、医療系クリニックであればそうした指導と併せて汗腺に働きかける治療を並行して受けることができるからです。

あらためてすそわきがと美容脱毛

以上、すそわきがが発生するメカニズムから、美容脱毛がどのように行なわれるか、それがニオイに対してどうか以前効果を果たすのか、さらに美容業者の選択にまで視野に入れて解説を試みました。一般的に日本人は諸外国の人々に比べ、体臭が少ないと考えられています。しかし少数ながらわきがを始めとした体臭を持つ人は、日本人でも遺伝などによって生まれつきそうした体質を持っています。入浴やシャワーによって清潔に保つことでニオイを最小限にすること、そして欧米型の動物性タンパク質の摂取がその症状を増長してしまうこと、などに注意を払うことで不快感を減らすことはできます。また病院での治療や服薬なども有効です。そしてアンダーヘアの美容脱毛を行なうことで、さらに快適な状態をもたらすことができるようになりました。ただし人体にはニオイは付きものであり、強迫的潔癖性は精神衛生上よくありません。そのためニオイが少なくなるような工夫はしつつも、完全に無くすということが残念ながら医学的にも不可能であることから、ある程度まではじょうずに「付き合う」という考え方も必要です。本人は深刻な悩みとしてそれを抱えていることも多いので、無神経に他人がそれを指摘するという傲慢な神経は慎むべきであり、人間関係においては寛容さが求められています。むしろ体臭とは多かれ少なかれ人の存在には不可分であり、健康的な生命現象のひとつでもあるのです。

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